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EST普及推進事業とは ESTを目指して ESTデータベース ESTリンク集
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  交通エコロジー・モビリティ財団 交通環境対策部
 海外 ブルゴス(スペイン)
  ESTデータベース記載事項仕様
 
都心部流入規制の様子
図 都心部流入規制の様子
自転車共同利用システム
図 自転車共同利用システム
ハガキによる施策アイデアコンテスト
図 ハガキによる施策アイデアコンテスト
 
自転車道整備
図 自転車道整備
 
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(1)地域概要

 
対象国
 スペイン
対象州
 カスティーリャ
対象市
 ブルゴス
地域概要
   人口 17万人(都市圏25万人)
   面積 108km(都市圏175km
  自動車分担率
公共交通分担率
自転車
徒歩
73.9%
14.8%
1.7%
9.6%
 
       
       
(2)取組

  ○史跡都市でのESTに向けた新たな文化創造の取り組み

概要
     ブルゴス市は、欧州委員会のエネルギー交通総局によるCIVITAS (CIty VITAlity Sustainable) と呼ばれる政策プログラムにより競争的資金を獲得し、2005年から4年間のプロジェクトを推進している。取り組みは多岐に渡っており、多くはもともと市で取り組まれていたものである。欧州委員会からは4年間で6百万ユーロの補助を受けており、その他の経費についてはブルゴス市が負担している。
   
  ESTモデル事業に係る目標値
    ・公共交通機関利用者30%増加(クリーンで高サービスなモビリティの提供、持続可能なモビリティのマーケティング、交通情報提供システム構築)
・公共交通の二酸化炭素排出量22%削減(クリーンエンジン輸送機関の導入推進)
・流入規制地域の二酸化炭素排出量25%削減(総合的な自動車流入抑止戦略)
・自転車利用者15%増加(自転車共同利用計画、自転車道整備)
 目標年次:2008年度
       
  取組手法
 
低燃費車導入
道路整備
交通管理の高度化
公共交通改善
歩行者空間の充足
行動変容
その他
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バイオディーゼルバス、CNGバス導入   総合的な自動車流入抑止戦略、道路交通管制センターの機能向上、都心部駐車マネジメント、新物流配送計画

バスロケ、工業団地などにおける特定層を対象とする共同送迎、来訪者向けモビリティの新設

総合的な自動車流入抑止戦略 持続可能なモビリティのマーケティング、モビリティフォーラムの開催 自転車共同利用計画、自転車道整備、相乗りの導入、交通弱者に対するアクセシビリティの向上、身近な生活環境での歩行者安全の向上、安全と事故防止向上計画
  総合的な自動車流入抑止戦略
     歴史的都心部への自動車の流入を制限し、歩行者空間を拡大することで都心部活性化を図っている。一部は終日歩行者空間とし、時間帯によって制限する地域の出入り口には可動式ボラード(車止め)を設置し、予め許可された車両に対して与えられるICカードによって通行を許可している。
     
  自転車利用率向上策
     市域はそれほど広くなく自転車による移動が可能である事から自転車の利用を推進するいくつかの施策が実施されている。自転車共同利用システムはICカードとRFIDタグを用いた完全自動システムであり、市内の4箇所で借り出した自転車を2時間まで利用可能。返却時は4箇所のうちいずれの場所に返却しても構わない。時間制限はレジャーではなく交通のための利用を考慮したものであるが、3時間への延長を検討している。貸し出し箇所数も7箇所程度まで増設の予定。市内の自転車道も全長38kmのネットワーク化を目指して整備が進められている。
     
  持続可能なモビリティのマーケティング
     様々なマーケティング活動が精力的に実施されている。プロジェクト自体に関する記事を新聞や市の広報誌に掲載し市民の認知を高めるとともに、一般市民、都心部商店主、物流事業者向けのフォーラムを何度も開催しプロジェクトに対する理解を得るよう努力している。公的施設にポストカードを設置し、表面には交通問題の漫画を書き、裏面には交通問題の解決案を募集する形での施策アイデアコンテストを実施している。市内のバスにはプロジェクトのステッカー及びバイオディーゼルを使用している旨を示すステッカーなどが貼られ市民の認知を高めている。4つの小学校では8時間の交通に関する授業が実施され、その他の小学校でも順次実施が予定されている。
       
       
(3)効果

  プロジェクトの効果について、どのような評価手法で実施するか検討が進められている。
       
       
(4)評価

     ブルゴス市はCIVITASプロジェクトに採用される以前から市として様々な施策を実施してきており、CIVITASプロジェクトへの採用によっても大幅に予算が増えたわけではないが、採用によって、市内部での連携が強化され、取組みが活性化している。
 都心部流入規制や自転車共同利用システム、自転車道整備などは、都市規模の点からも我が国の中小都市での適用が検討可能であると考えられる。
 プロジェクトによる環境負荷削減効果については評価方法も含めてまだ検討中であり、今後の展開を見る必要がある。
       
       
(5)連絡先、関係窓口

    ブルゴス市長期計画協会(Asociaci_n Plan Estrat_gico Ciudad de Burgos)
広報担当者:Jos_ Mar_a Diez
電話番号 + 34 947 257 905
FAX番号 + 34 947 250 017
メールアドレス proyectos@burgosciudad21.org
     

    「ブルゴス(スペイン)詳細報告」635kb
目次
 
 
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