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EST普及推進事業とは ESTを目指して ESTデータベース ESTリンク集
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  交通エコロジー・モビリティ財団 交通環境対策部
 
ESTモデル事業地域以外での参考都市
 その他国内地域 青森市(青森県)
主な方向性
更新日時
集約型都市構造
平成20年2月
  ESTデータベース記載事項仕様
都市構造の基本的考え方
図 都市構造の基本的考え方
出典)青森市が勧めているコンパクトシティについて、東北地方整備局第6回コンパクトシティ研究会、平成19年2月、青森市
ストックホルム都市圏での交通に係る指数の動向
図 中心市街地の人口推移
出典)青森市が勧めているコンパクトシティについて、東北地方整備局第6回コンパクトシティ研究会、平成19年2月、青森市
交通体系に関する整備方針
図 交通体系に関する整備方針
出典)青森都市計画マスタープラン、平成11年6月、青森市
 
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(1)地域概要

    
対象国
 日本
対象県
 青森県
対象市
 青森市
地域概要
 人口 32万人(従業者数 9.5万人)
 面積 824km
交通移動概要(トリップ比率)
  自動車分担率
バス
鉄道
自転車
50.4%
12.5%
2.4%
20.8%
 (平成12年国勢調査 通勤時)
 (勤め先のバス1.7%含む)
       
(2)取組

  ○中心市街地活性化と郊外開発の抑制によるコンパクトシティ先導都市

概要

   

インナー、ミッド、アウターの3区分により市街地の拡大に伴う新たな行財政需要を抑制しつつ、既存のストックを有効活用した効率的で効果的な都市整備で、市街地の周辺に広がる自然・農業環境との調和を目指した国内有数のコンパクトシティ構想都市。

 
  取組手法
 
計画種類
温暖化対策計画
都市ビジョン
総合都市交通体系調査
計画など名称
青森市地球温暖化対策実行計画
青森市都市計画マスタープラン
青森市中心市街地活性化基本計画(平成19年2月策定)
青森市総合都市交通体系整備計画 〜USEful・Plan[ユースフル・プラン]〜
策定年次
2007年
平成19年
1999年
平成11年
2007年
平成19年
1997年
平成9年
目標年次
2010年度
平成22年度
概ね20年後
2011年
平成23年
****
明示無し
環境関連目標値
(CO
 
都市の将来像の一つとして「都市内移動によるエネルギー・ロスの軽減、都市運営コストの軽減、二酸化炭素の排出等を抑制する。」としている
二酸化炭素の削減は言及されていない
「「ウォーカブルタウン(遊歩街)」を創造」が方針
「自家用車に過度に依存することのない人と環境にやさしい 市全体としての交通システムの形成」の方針が示され、
 
  ESTに係る目標値
    概算排出量:323万t−CO/年間(32万人×10.1t―CO/年間)
概算自動車排出量:57万t−CO/年間(32万人×1.8t―CO/年間)
目標年次 :*****
 
  取組手法
 
低燃費車導入
道路整備
交通管理の高度化
公共交通改善
歩行者空間の充足
行動変容
その他
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内環状線等の道路整備
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バス専用・優先施策の強化
新駅整備構想
快適かつ魅力的な歩行者・自転車空間の整備
レンタサイクル
冬季バリアフリー対策
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にぎわい施設の整備
 
青森市総合都市交通体系整備計画
図 青森市総合都市交通体系整備計画(平成15年)
 
  回遊を促す動線整備とにぎわい施設の整備
     まちを楽しみつつぶらぶら歩ける「ウォーカブルタウンの創造」の目標のもと、中心市街地の駅前地区には路地や小径があることから、これらを新町通りにスムーズにつなげて散歩を楽しみまちを楽しむ空間にしようという「パサージュ構想」を示し、新町通りと裏通りの間にパサージュ広場を 2000 年に整備した。また津軽弁で「会おうよ」の意味である「アウガ」再開発ビルを、中心市街地の新しい魅力となる拠点施設としてパサージュ広場の駅寄りに 2001 年に開業し好評、大量の市街地来客に貢献している。
 
にぎわい施設アウガとパサージュ広場
図 にぎわい施設アウガとパサージュ広場
出典)青森市が勧めているコンパクトシティについて、東北地方整備局第6回コンパクトシティ研究会、平成19年2月、青森市
 
パサージュイメージ
図 パサージュイメージ
出典)まち再生事例データベース、事例番号010 コンパクトシティの戦略的な実現(青森県青森市)、国土交通省都市・地域整備局
 
  まちなか居住の推進
     市営住宅の建替えに合わせ、まちなかへの設置を推進や、まちなか居住誘導エリア内で、民間土地所有者等が市の補助を受け建設した賃貸住宅を、市が市営住宅として原則20年間借り上げることで供給。同時に市街地での賑わい施設の整備などにより推進。近年は、民間事業者においても、まちなかへのマンション建設が好調に推移し、平成19年までに約850戸の住宅が供給される予定となっているなど、まちなかへの住宅供給が進んだ。
図 マンション建設動向
出典)青森市が勧めているコンパクトシティについて、東北地方整備局第6回コンパクトシティ研究会、平成19年2月、青森市
 
  冬季バリアフリー計画に対応した歩行者事業
     国、県とともに平成13 年11 月に策定したのが「青森市冬期バリアフリー計画」に基づき、海水熱源や地熱利用により歩道の融雪施設の整備を進めるとともに、電線類地中化の導入に合わせ、歩行者利用率の高い広幅員の歩道を優先的に整備した。
 
冬季バリアフリー計画路線と整備状況
図 冬季バリアフリー計画路線と整備状況
出典)青森市が勧めているコンパクトシティについて、東北地方整備局第6回コンパクトシティ研究会、平成19年2月、青森市
 
図 歩行者通行者数の変化
出典)青森市が勧めているコンパクトシティについて、東北地方整備局第6回コンパクトシティ研究会、平成19年2月、青森市
 
中心市街地活性化計画での目標値
表 中心市街地活性化計画での目標値
出典)青森市が勧めているコンパクトシティについて、東北地方整備局第6回コンパクトシティ研究会、平成19年2月、青森市
 
 
(3)効果

  1)実施の効果
    交通移動の変化
  まちなかにおいて歩行者流動が増加した区間がある
地球温暖化対策の進捗
  平成18年末で詳細な値は公開されていない
 
  2)効果検証の手法の特徴
    速度変化の把握
  個々の調査による
温室効果ガス排出削減の試算方法
  詳細は不明
 
(4)評価

   青森市は平成11年の都市計画マスタープランからコンパクトシティ構想を表明するなど国内でも有数の集約型都市構造を目指しかつ実現に向け着実に進展している都市であり、特に中心市街地の賑わい再生については、中心市街地での居住人数増加、集客施設周辺での歩行者数の増加傾向に転じるなど施策の効果が発揮されている都市である。但し、既存の取組では市街地再生が先行しており地球温暖化対策の面での交通対策などでは市街地内整備、居住の促進に比べると計画後の実施がやや不十分なようであり、市の担当者も発表の機会でその点を指摘している。また構想の着眼点として豪雪地帯特有の除雪費コスト比較からコンパクトシティ優位性を示してきたこともあり、他都市での展開や参考にする場合には取り巻く自然環境の違いに留意が必要である。
 
(5)連絡先、関係窓口

    青森市都市整備部都市政策課
TEL : 017-761-4481  
FAX : 017-761-4389
http://www.city.aomori.aomori.jp/toshi/idxtos.html
目次
 
 
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