【EST普及啓発事業】 |
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さっぽろシャワー通りリニューアルイベント
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財団法人北海道環境財団 |
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札幌市における施策概要 |
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札幌市の中心部に位置するさっぽろシャワー通りは、まさに札幌の商業の中心地であるが、昭和63年の改修から年月を経て路面が老朽化し、また、商業の中心地でありながら、荷さばきを含む路上駐車が多く、円滑な交通の妨げとなり、車両の間から歩行者が横断するなど交通安全上の問題もあった。札幌市と地元商店街では、魅力ある歩行空間づくりのために、車道を狭め、一般車による迷惑駐車を排除するとともに、荷さばきトラックの駐車時間を午前中と夜間に限定する荷さばきのタイムシェアリングなどの実験を行ってきた。 こうした実験をもとに、今年度、車道を5.5mから3.5mに狭め、歩道を広げ、車道の両側に車止めの設置などを行う道路の再整備を札幌市と地元の費用負担で行った。長さが100mほどの短い通りであるが、これにより歩行空間が広がり安心安全な道路空間の確保ができたこと、また迷惑駐車の排除、荷さばき駐車スペースの活用により、シャワー通りでは円滑な交通が実現している。 |
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イベント概要 |
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去る平成18年9月2日(土)・3日(日)に今回リニューアルされたさっぽろシャワー通りの道路空間活用をリニューアルイベントとしてアピールするとともに、運輸部門における温室効果ガス削減のための普及啓発活動を行った。具体的には、さっぽろシャワー通りを舞台として札幌市内のコミュニティFM5局をネットした同時生放送を行い、今回のリニューアルの趣旨や運輸部門における温室効果ガス削減の必要性をアピールするとともに、路上でのアカペラグループの演奏などを行い新しい道路空間活用の形を発信した。 |
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おわりに |
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札幌市は、一冬の積雪が5mにも達し、東京23区がすっぽり入ってしまう広大な市域面積を有している。また、札幌市を含む周辺市町村を通勤圏と考えると優に200万人を超える一大都市圏であるが、そこに張り巡らされている公共交通網は他の大都市圏に比べると十分とは言えないものであり、移動のほとんどをマイカーに依存せざるを得ない地域である。このような状況で、自動車の利用を控えていく施策の実行は非常に難しい点もあるが、さっぽろシャワー通りのリニューアルのように「都心のにぎわい」や「徒歩・自転車の移動でしか見えないまちの魅力を再発見」するなど、需用者側の取組を喚起する普及啓発活動を行い、効果につなげていきたい。 |
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イベントの模様 (クリックすると拡大します) |
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