EST(Environmentally Sustainable Transport:環境的に持続可能な交通)の普及促進を図るため、講演、パネルディスカッション、テーマ別ラウンドテーブル等によりESTの取組みについて検討する「EST普及推進フォーラム」を開催しました。
本フォーラムでは、関係省庁、交通事業者及び内外の学識経験者等による環境的に持続可能な交通に向けた講演・意見交換等をおこないました。また、平成17年度に開催された「ESTスタート・セッション」に引き続き、ESTモデル地域における取組みから得た知見を一般に広めるべく、ポスターセッション等による情報提供もあわせておこないました。
日時: |
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平成19年2月14日(水)13:00〜19:00 |
場所: |
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六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール、 カンファレンスルーム3,4,5 |
主催: |
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環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会 |
後援: |
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国土交通省、環境省、警察庁、 |
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社団法人日本民営鉄道協会、社団法人日本自動車工業会、社団法人日本バス協会 |
事務局: |
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交通エコロジー・モビリティ財団 |
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プログラム: |
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13:00 |
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開会挨拶(国土交通省、環境省) |
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13:05 |
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第1部 基調講演・特別講演 |
基調講演 |
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「ESTの意義と最近の内外の取組み」 |
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(太田 勝敏 東洋大学国際地域学部教授) |
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地球温暖化問題の認識から、ESTの意味、わが国でのESTの主要課題を説明したあと、地球温暖化問題への対応と新たな取り組みの必要性に向けて、自動車利用の適正化(賢い車社会)についての提案をおこなった。 |
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特別講演 |
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「都市における自動車交通適正化の試み−英国ノッティンガム市の取組み」 |
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(デービッド・カーター MVAコンサルタンシー プロジェクト・ディレクター) |
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英国の交通事情やノッティンガム市の事例を紹介したあと、規模の大小を問わず様々な施策を連携することの重要性やマーケティング、交通意識の浸透を目的にしたキャンペーンをおこなう必要性について提案した。 |
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14:50 |
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第2部 パネルディスカッション |
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「ESTの取組み状況と今後目指すべき展開について」 |
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司会: |
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町永 俊雄 |
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NHKアナウンサー |
パネリスト: |
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太田 勝敏 |
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東洋大学国際地域学部教授 |
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高森 長仁 |
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富山市都市整備部交通政策課主幹 |
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デービッド・カーター |
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MVAコンサルタンシープロジェクト・ディレクター |
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福本 秀爾 |
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国土交通省総合政策局次長 |
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星野 知子 |
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女優 |
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運輸部門の温室効果ガスの排出量と地域交通の現状について説明し、富山市の公共交通の現状や英国の自動車交通対策などを事例として紹介した後、名古屋市を参考に、21世紀の交通体系・まちづくりへの課題と展望を検討した。 |
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16:50 |
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事務局挨拶(交通エコロジー・モビリティ財団) |
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(休憩・部屋間移動 16:55〜17:15) |
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17:15 |
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第3部 テーマ別ラウンドテーブル |
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【RT1】 |
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「地球温暖化防止に向けた自動車交通社会のあり方について」 司会の筑波大学石田東生教授のもと、運輸部門の地球温暖化の現状を踏まえて、エコドライブや高速道路の利用促進などを中心に、国民と連携した自動車交通のCO2削減に向けた取組みの必要性について論議した。 |
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【RT2】 |
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「地方都市においてEST対応型公共交通体系をいかにつくり あげるか」 司会の名古屋大学加藤博和助教授のもと、旧態依然で対自動車競争力の低い路線網を徹底的に見直すことを基本に、EST実現の第一歩を踏み出しうる公共交通サービスをつくりだすための試みについて意見交換した。 |
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【RT3】 |
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「利用者に対する意識啓発の取組みについて」 司会の名古屋大学山本俊行助教授のもと、過度な自動車利用から公共交通・自動車等を適切に利用する方向に転換を図るため、MMを中心に、一般的な需要喚起も含めた意識啓発の取組みについて議論した。 |
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19:00 |
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閉会 |