第9回EST交通環境大賞において、WILLER TRAINS株式会社および北近畿タンゴ鉄道生活交通改善事業計画に関する協議会による「人と環境にやさしい地域鉄道を目指す京都丹後鉄道の取り組み」は国土交通大臣賞を受賞しました。 地域で抱えていた課題を解決すべく官民連携で長年取り組んだ結果、第3セクターの北近畿タンゴ鉄道が「下」を持ち、「上」の運営会社を公募する全国初の上下分離方式を導入して、WILEER TRAINS(株)を設立し地域鉄道を再生させました。また、観光列車の整備や地域と連携した周遊ルートの開発等により、マイカーで来ていた観光客の足を電車にシフトさせることに成功し、環境にやさしい観光を推進しています。 官民が各々の役割を果たすと同時に官民一体となって、地域の足、物流、観光など交通や社会が抱える様々な課題の解決を環境の観点に資する形で進めるためには、環境的に持続可能な交通と観光の両立を目指すこと(環境にやさしい「海の京都」を目指すこと)が重要であるため、本セミナーでの講演やパネルディスカッションを通じて検討いたしました。