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(1)地域概要 |
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●対象国
日本
●対象都道府県
新潟県
●対象市町村
上越市
●地域概要
人口 20万人(従業者数 7.4万人 平成12年国勢調査)
面積 973km2
●交通移動概要(平成12年 全国PT) |
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自動車分担率
バス
鉄道
自転車
その他 |
64.5%
1.9%
1.0%
15.4%
17.2%
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(2)取組 |
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○バスでECOを目指す地方自動車中心型都市の取組
●概要
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国内でも有数の豪雪都市である上越市において、バスの利用促進を中心とした公共交通利用促進取組によりコンパクトな都市形成と環境にやさしい交通の実現を目指すもの。
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●地域計画での位置づけ |
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計画種類
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基本計画
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温暖化対策
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総合都市交通体系調査 |
計画など名称 |
上越市第5次総合計画 |
地球環境都市宣言 |
上越市環境基本計画 |
上越市総合交通計画 |
策定年次 |
2007年
平成19年
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1998年
平成10年
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1997年
平成9年
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2007年
平成19年3月 |
目標年次 |
2014年
平成26年
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――――― |
2006年
平成17年
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2014年
平成26年 |
環境関連目標値
(CO2) |
平成15年2862千t-CO2に対して平成26年時点で2,094千t−CO2まで削減 |
数値言及は無し
「地球環境問題に対して、市民一人ひとりが地球市民としての自覚と意識を持ち、地球環境を保全・改善していくこと」を宣言
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「地球環境にやさしいまち(地球環境)」として二酸化炭素削減に言及、数値目標定義は無し |
数値言及は無し
多くの人々が習慣的に利用できる公共交通を確立し、二酸化炭素の排出を構造的に抑制する「地球環境都市・上越」にふさわしいまちをつくります。
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●ESTに係る目標値 |
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概算排出量:202万t−CO2/年間(20万人×10.1t―CO2/年間)
概算自動車排出量:36万t−CO2/年間(20万人×1.8t―CO2/年間)
目標年次 :平成21年度
目標値 :平成18年度比運輸部門約0.13%削減(634t-CO2の削減) |
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●取組手法 |
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低燃費車導入
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道路整備
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交通管理の高度化
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公共交通改善
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歩行者空間の充足
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行動変容
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その他
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------
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○
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------
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○
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------
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○
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交差点改良による円滑なバス運行
鉄道との立体交差道路新設
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階層的公共交通ネットワークの構築
公共交通空白地域の改善
バスマップ作成など基本的サービス充実
さとの駅設置 |
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ポイント制度等のコーディネート
キャンペーン、PR,啓蒙活動の実施
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●さとの駅設置 |
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コミュニティプラザを利用した交通拠点の構築やネットワークの再構築によって生まれる交通結節点の地域拠点化、
パークアンドライドやレンタカー等の自動車と公共交通機関との連携などを総合的に実施する結節点を整備するものである。 |
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図 さとの駅イメージ
出典)上越市総合交通計画〜公共交通まちづくり戦略プラン〜、平成19年3月、上越市
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●ESTワークショップとバスマップなど製作 |
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バスマップ及び案内板の作成、市街地内バスルートの検討を名古屋大学加藤准教授の指導の下で講義及び討議を行い「新規路線と利用促進イベント検討班」「駅前バス停案内板検討班」、「バススタンプラリーとバスマップ検討班」の3班に分かれバスマップ(20,000
部)や案内板(2 枚)を作成した。
バスマップは市民等に配布するとともにバススタンプラリーに活用した。案内板は鉄道駅やバス案内所に設置した。 |
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図 ワークショップなどの案内と駅前バス停案内板A1版
出典)平成19 年度上越市地域におけるESTモデル事業推進のための普及啓発委託業務 概要版、
平成20年3月、関東地方環境事務所・上越市
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●エコドライブ講習会 |
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自動車からでるCO2 削減のため、燃費をよくするエコ運転術やドライバーとしての心得など、具体的な方法を映像など使い伝授していただく座学講習会を専門の講師を招き実施した。 |
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●バススタンプラリー |
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市内全域35箇所にスタンプポイントを設置し、平成20年2月9日から17日の間にスタンプラリーを実施した。参加は3日間連続バスフリー乗車券を購入することを条件として実施した。延べ64名の参加が得られた。 |
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図 バススタンプラリースタンプ帳
出典)平成19 年度上越市地域におけるESTモデル事業推進のための普及啓発委託業務 概要版、
平成20年3月、関東地方環境事務所・上越市
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・路線バス利用促進イベント |
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平成20年2月の土曜日、日曜日の2日間に市内3箇所の会場において、会場間を結ぶ無料バスの運行、バス車両の展示、交通と環境の取組紹介、クイズやアンケートによるバスでEco
交通ポイントチャレンジなどを行った。 |
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図 路線バス利用促進イベントの広報と様子
出典)平成19 年度上越市地域におけるESTモデル事業推進のための普及啓発委託業務 概要版、
平成20年3月、関東地方環境事務所・上越市
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(3)効果 |
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●1)実施の効果 |
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交通移動の変化
平成19年度は普及イベント中心で詳細は把握されていない
地球温暖化対策の進捗
平成19年度は普及イベント中心で詳細は把握されていない
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●2)効果検証の手法の特徴 |
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速度変化の把握
詳細は不明
温室効果ガス排出削減の試算方法
詳細は不明 |
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(4)評価 |
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上越市での鉄道、バス利用率は1999年時点でも併せて3%を下回っており、過度に自動車に依存した地域と言える。このため、バス系統図、バス停案内看板など基本的な利用促進ツールが不足または不十分だった状況にあり、平成20年度の取り組みにおいては先ず基本情報ツールを整備、配布する事から着手されている。鉄道、バスの利用者数は長期的に急激な減少傾向にあり、一方で総合交通計画の中では公共交通の利用者数を2011年までは横這いで維持、2014年度には現状に比べて5%の増加を目指すとしており、ESTモデル事業への取組みを契機に実際の効果が発現するか注目される都市である。 |
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(5)連絡先、関係窓口 |
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上越市企画・地域振興部 公共交通政策課
■TEL:025-526-5111(内線1788)
■FAX:025-526-8363 |