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(1)地域概要 |
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●対象国
アメリカ
●対象州
カリフォルニア州
●対象市
ロサンゼルス市
●地域概要
市人口 384万人:2005年(グレーター・ロサンゼルス・エリア:1,292万人)
面積 1,290km2
●交通移動概要(2001年) |
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自動車分担率
公共交通分担率
自転車
徒歩 |
88%
1%
1%
8%
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(2)取組 |
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○LRT、幹線バス(BRT)、および路線バスによる公共交通ネットワーク
○HOVレーン等による自動車の相乗り促進
●概要 |
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ロサンゼルスは典型的な車社会の都市であり、近年は路線バスが公共交通の主役であったが、1990年代後半以降、LRTやBRTなどの幹線的公共交通ネットワークが整備されるなど、公共交通以外の施策も重点的に行われている。特に2005年に開業したBRTの路線であるオレンジラインは、一般車線と平面交差で交差する構造で整備が安価なシステムとして注目されている。
また、フリーウェイにおけるHOVレーンの整備を進め、自動車の相乗りによる自動車利用の抑制を図っている。
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●ESTに係る目標値 |
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概算排出量:***
目標年次:***
公共交通機関利用者数:*** |
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●取組手法 |
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低燃費車導入 |
道路整備 |
交通管理の高度化 |
公共交通改善 |
歩行者空間の充足 |
行動変容 |
その他 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
ー |
○ |
連節バス
(天然ガス) |
道路橋新設 |
バス優先信号 |
LRT、BRT
バス専用道
HOVレーン |
歩道整備 |
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自転車道ネットワーク |
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●BRT(オレンジライン) |
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2005年に開業したBRT。OrangeLineと呼ばれており、57人が乗車できる連接式のCNGバスにより運行されている。連接バスの中央部には自転車の積み込み空間も確保されている。導入された区間は、鉄道廃線跡の空間を活用しているが、既存の道路とは全て平面交差となっており、日あたり22,000人の輸送をしている。
沿線には全6箇所のパーク&ライド駐車場が整備されており、終着のNorth Hollywood駅で接続する地下鉄規格のMetroRailレッドラインと連携して、自動車からの乗換えが期待されている。 |
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●自転車道ネットワーク |
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オレンジラインの開業と並行して、廃線後を利用して14mile(約23km)の自転車専用道がバス専用道の側道に整備されている。また、このうち8mile(約13km)には歩行者道も整備されている。 |
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(3)効果 |
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●1)実施の効果 |
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1.公共交通利用の促進
自動車からの推定転換者数 約3000人/日(日利用者数の約14%)
(日あたり輸送人数 約22,000人) |
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●2)効果検証の手法の特徴 |
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1.公共交通利用の促進
交通機関分担率調査 |
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(4)評価 |
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オレンジライン(BRT)の1日あたりの利用者数は22,000人で、開業当初の予測値よりも多く、市当局による利用者を対象とした調査によれば,被験者の14%は自動車利用からの転換と考えられるが、全体の78%は、従来バスや鉄道などの公共交通機関を利用していたとされている。
しかし、開業1年間で数十回以上の事故が発生しており、安全性の問題が懸念されている。この要因として、オレンジラインは廃線跡を転用したバス専用道路を走行しているため、他の一般道とは全て平面交差になっており、ドライバーが迷い込んでくるなど、一般車両にとって非常にわかりにくいこと等が考えられている。 |
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(5)連絡先、関係窓口 |
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Los Angeles Metropolitan
Transportation Authority(LACMTA)
■メールアドレス customerrelations@metro.net
■ホームページ http://www.mta.net/projects_programs/orangeline/images/ol_interactive.htm |